現実ナイト ワークショップ 2020年1月
2020年1月17日 19:00
参加メンバー:26名
アジェンダ
今回は、1月17日に開催された「現実ナイト #01」についてレポートします!
このイベントは、現実科学ラボの定例イベントで、今回が初めての開催となります。
そこで、イベント前半はオリエンテーションを、そして後半にはワークショップを行う流れで進行しました。
現実科学ラボとは
まずは初めに、現実科学ラボの主宰である藤井先生によるオリエンテーションからスタート。
現実科学ラボは、デジタルハリウッド大学大学院(DHGS)の藤井直敬研究室のことであり、同時に株式会社ハコスコのR&D機能が融合した産学連携の場とのことです。
今回、ご参加いただいた招待メンバーの方々には入り口にてステッカーが渡されていました。
このステッカーにはそれぞれ意味があり、役割が示されているとのことでした。エンジニアの方から研究者の方、そしてアーティストやクリエイターの方まで幅広くご参加いただいています。
このような「多様なバックグラウンドを持つ方が混ざり合い、アイデアを話し合い、プランだけでなく実際にアクションまで起こしていくこと」が、今後のラボの活動として想定される、とのことです。
「 現実を科学する」とは
そもそも現実科学ラボの名前にもある「現実科学」とは、どういったものなのでしょうか?
このラボにおける「現実を科学する」とは、以下のように定義しているとのことでした。
現実科学ラボは「科学技術を実装し、より豊かな『現実』を発見するためのギルド」と言えるわけですね。
そこで、現実科学ラボは「テクノロジー、アート、教育、研究を通じて、現実を科学し、ゆたかにする。」といったミッションを掲げています。
現在のラボについて
このキックオフイベントが、現実科学ラボにおける初めての活動でした。
今回のイベントにご招待された皆さんには、ぜひご入会頂きたいとのことですが、参加することのメリットはどういったものがあるのでしょうか?
ラボ入団のメリットとしてはスライドに書かれたようなものがあります、とのことです!
他にも「入団基準」についてや、「現在すでに動き始めているプロジェクト」「現実科学ラボとのコラボが決まっている企業様の紹介」について、紹介がありました。(コロナの影響で延期とはなってしまいましたが、Spotify様と現実科学ラボのコラボレーション企画が3月に開催予定でした。)
ワークショップへ
さて、現実科学ラボについてのオリエンテーションが終わり、本題であったワークショップが始まります。
ワークショップについては、事前にグループが発表されておりまして、それぞれ「みどり」「きいろ」「あお」「ぴんく」の4グループに分かれていました。
お題は冒頭の通り、
「『○○○ Reality』:お金を取れそうなアート作品/実証実験/町おこし企画を考えよ。」
というものです。
三原さんをリーダーとする「みどり」チーム
三浦さん率いる「きいろ」チーム
坪倉さんを中心とした「あお」チーム
Olgaさんを主体とした「ぴんく」チーム
どのチームも、新しいコンセプトや企画について真剣に議論していました!
企画発表
先頭バッターはみどりチーム。
「神社へ参拝する」という行為をハックし、体験を拡張するというもの。たしかに本質的に「お願いをする⇒お賽銭を投げ入れる」というのは、伝統的な投げ銭プラットフォームと言えなくもないですよね。
最初のアイデアから会場は大いに盛り上がりをみせ「知り合いで神主がいる」「協力できそう」などといった新しい動きが生まれました!
次はあおチーム。
坪倉さんの意識としては「広告賞のカンヌライオンズでは、SDGsを意識したクリエイティブが賞を獲っていて、そういった企画の側面に社会性を込めたかった。」とのことで、この「スノーリアリティー」は、雪の魅力を伝えることで、エコ活動を啓蒙しようというものでした。
次にぴんくチーム。
リーダーのOlgaさんは、クラウドファンディングにて「布状スピーカー」のプロジェクトを成功させたばかり。企画はその布状スピーカーを活用した「チュートリアリティー」というもので、従来ではあり得なかった「布製品自身が自分たちの使い方を教えてくれることで、チュートリアルという概念を無くす」というものでした。
最後にきいろチーム。
*****
講評
最後に、藤井さんから各チームへの講評があり、それぞれのチームの企画が面白く、ただここからさらに今後も進めていきたいといったことがフィードバックされました。
現実科学ラボとしてのイベントとしては、初の試みではありましたが、多くの方にご参加いただいたばかりか、グループ内でのMessengerでは活発な意見交換、さらには実際のプロジェクト立ち上げといった動きがあり、今後の現実科学ラボの動きが楽しみとなる第一回目となりました!